フェア
ギャレットは同じ通りに住むご近所の10歳になる男の子。日本式に言えば男3人兄弟の長男で、小学校4年生かな。夏の芝刈りがたいへんになり始めた頃、ギャレットがわたしのところへ訪ねてきました。
「マサ、話があるんですけど・・・。」
「なに?」
「マサのところの庭の草刈をやらせてもらえませんか?」
「いいけど・・・、大丈夫かい?できるの?」
「だいじょうぶ!できるから。」
「じゃあ、1回7ドルでどうかな?」
「ん~、10ドルでどうでしょう?」
と、交渉されてしまいました。キチンと前向きに交渉してくるのが気に入ったので、1回10ドルで商談成立。
それからほぼ毎週芝刈りに汗を流してくれていました。
さて、季節はもう秋。毎日落ち葉が雨のように降り注いでいます。掃いても掃いても・・・、頭上には木々が7割以上の葉っぱを未だに保持しています。去年の落ち葉との戦いを繰り返すべきか、業者に頼むべきか、逡巡しながらドライブウェイと前庭の落ち葉の始末をしていました。。
するとギャレットがやってきて、「落ち葉はき、手伝いますよ。家からブロワー(落ち葉を吹き飛ばし、集めるための機械)持ってくるね。きょうはお金要りません。」
「そうはいかないよ。ちゃんと払うから。」
彼は17キロあるブロワーを背負い、落ち葉を吹き飛ばしながら上手に一ヶ所に集めてくれました。
お駄賃を受取りながら、「マサ、ここをブローしただけで10ドルはフェアじゃないから、落ち葉の袋詰めもボクがやっておきます。だからもう家に戻ってくれていいですよ。」
「わかった。それは助かる。それに確かにフェアだね。」
10歳の子供が交渉をし、料金に見合った仕事をしようとする。やはりこの国は捨てたものではないな、と思う瞬間です。
そして「フェアである」ということが、いかに大切にされているかも、よく理解できるエピソードでした。

2 Comments:
こういうシュチュエーションがアメリカだよなぁと納得します。
ははー、納得しますか。
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