Thursday, May 26, 2005

お金

きのう、アッパーイ-ストサイドの、とある寿司カウンターでの会話。数字の単位はドルです。

「そうすると、今基本給はいくらもらっているの?」

「15万。」

「ハーン、我々が一緒に働いていた時に比べると、随分上がってるね。」

「そりゃそうよ。だって新人でMBAを持っている子の初任給が今10万ぐらいよ。私ていどのベテランに会社も気の毒だと思ったんじゃない?」

「でもさ、それでボーナスがつけばどんなに悪くても20万は越えるでしょ。一人暮らしで、家も持っていて、一体何が不足なの?」

「それが不思議なのよね。なぜか残らない。」

一番何にお金を使っているのか二人で洗い出してみましたが、何かスッキリしません。

「あなたはどうなのよ?」

「僕は仕事を離れて2年経って収入と呼べるようなものはゼロ、何とか暮らしているけど・・・。」

「でもね、不思議なんだよね。昔バリバリ稼いでいた頃のお金って残ってないんだ。あの頃はお金を理解していなかったから、お金に意識を向けていなかったし、どこか罪悪感もあった。」

「そうか。」

「お金もね、持ち主に意識してもらえないと、『なんだ、私は必要とされていないんだ』っていつの間にか消えてしまうみたい。今はお金に丁寧に意識を向けているから、お金も有効に機能してくれるみたいでね、以前に比べると楽な感じがする。少なくとも消えてしまう、という感覚はなくなったかな。」

「そんなものかなあ。」

と言うわけで、その日は昔の相棒がご馳走してくれることに。

「きょうはどういうオケージョン?」

「いや、私めったに接待費使わないし、だから私の接待費用はフリーパスなの。なんだか今日は払いたくなちゃったし。」

お金のお話でした。

8 Comments:

Anonymous Anonymous said...

私はお金があれば使うし、なければ使わない。必要だと思えば買うし、欲しくても、安くても必要ないものは買わない。でも、そろそろちゃんと貯金というものをしなくてはと思う今日この頃です。

01:01  
Blogger masa said...

確かに、お金は道具だから使ってあげないとね、錆びちゃうかも。

一番いい形は、必要な時に必要な額が目の前にあることでしょうね。

08:48  
Anonymous Anonymous said...

なるほどー。お金も大事にされたいんですね。

私の中でお金ってちょっと冷たい存在というか、なんとなく敵対するような感覚がありましたが、もっと仲良しになって、お互いにいたわりあいたいなぁなんて、思いました。

こんな気持ち、とても新鮮です。

NYでSushi、食べてみたいな!

16:47  
Blogger masa said...

Key-coachさん、

何事にも愛情を向けて「承認」してあげないと、向うも関心を示してくれないでしょう。

でも、適切に手放してあげることも覚えないとね。

まだ学ぶ(愛する)対象はいくらでもありそうです。

19:55  
Anonymous Anonymous said...

お金って、私にとって「水」みたいなものです。
主婦だからでしょうか?
蛇口は、その都度しめますし、流しっぱなし!なんてもったいないし、
選択にもお風呂の残り湯を使います。

お金も、お水も 「あたりまえ」のものではないんですんもの。

ありがたさと いとおしさをこめて、使わせていただかないと!

それにしても、ニューヨーカーってお金持ちなのですね。

03:06  
Blogger masa said...

こむらさきさん、

「ありがたさと、愛おしさ」、その通りですね。

「水」と言えば、私がBetter Beでご紹介した「水からの伝言」、おもしろいですよ。

機会があれば、本屋さんで立ち読みでもしてみてください。

08:01  
Anonymous Anonymous said...

「うーんとお金持ちになりたいっっっ!」と、正直思います。でもうんとお金持ちになってもお金さえあればいいってもんじゃないですよね。

お金と引き換えに、家族とか友人とか、人生にとってもっともっと大事なものを見失うことがないようにしたいと思います。

ま、ペイオフ解禁ニュースが世の中を駆け巡った4月に、わたしにはまったく無関係なことが少々悲しかったけど(^^;

11:00  
Blogger masa said...

お金はただの「引換証」のはずなんですけどね、人間の思い入れが一番入るモノかもしれませんね。

よくものを貯めこんで満足、安心している小動物がいるでしょ。人間もあれに似ているかも。

21:49  

Post a Comment

<< Home