Sunday, March 06, 2005

母親の想い

「息子がね、2、3日前にスバルをプレゼントしてくれたのよ。」

「スバルって、あの車の…?」

「そう、突然家にやってきて、母さんに見せたいものがあるからって、下におりていったら、『ハイ、かあさんにプレゼント』って鍵わたされたの。」

「そりゃ、気持ちはすごくうれしかったけど、でもねえ、お金の使い方が少し派手なんで心配してるの。」

昨晩Jazzを聴き出掛けたとき、隣に座ったスーさんとの会話です。スーさんは30年前に香港から移住してきました。中国式英語と日本式英語で会話が進んでいきます。

「息子も30だし、ITの仕事で羽振りがよくて稼いではいるの。でも去年ドイツ人(ドイツ系アメリカ人)の女性と結婚して、高いアパート買って、世界中飛んで歩くのが趣味で、もうお金使いたい放題。」

「ちゃんと稼いでいるんだから心配ない、って言うんだけど、これからお金が必要になってくるのが分からないのよね。こまっちゃう。母親想いはありがたいんだけど…。」

「娘は歯医者になって今年2年目で、大忙しのてんてこ舞いでうちに寄り付きもしないわ。新人は子供を担当させられるからたいへんみたい。その点息子の方が気は遣ってくれるけど、やっぱり心配でねえ。」

ご本人は未だ現役で日本人経営者の右腕として仕事を切り回している元気な女性です。

「ところでスーさん、お子さん達との会話は中国語?それとも…。」

「ぜ~んぜんだめ。中国語で話し始めると、『かあさん、わかんないから英語にして』って言われる始末で…。」

先日は甥子さんが韓国人(韓国系アメリカ人)と結婚したというので、いよいよ国際的ですね、と言うと、「ホント、ごちゃまぜになってきたわね。」とクスッと笑いました。

移民の街ニューヨークで生きる、生活力旺盛な典型的移民女性をご紹介しました。

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