Thursday, April 27, 2006

鎖

先日初めてお会いしたセラピストの話の続きです。

これは陰惨な話として記憶に残りました。

暴力的な環境に育った子供がみんな暴力的になるわけではありませんが、暴力的な子供はほぼ間違いなく暴力的な仕打ちを受けながら育ってきているのだそうです。

このセラピストが今でもよく覚えているケース。

養子としてもらわれてきたアフリカ系アメリカ人の5歳の男の子の話です。

この子が連れてこられた時、腕に正体不明のあざがたくさんあるので追求していったところ、とんでもないことが判明。養子に来る以前にその子は電気コードで鞭うたれていたのだそうです。電気コードの先端をばらし、それで身体を軽く打っただけでもかなりの痛みを伴なうとか。

この事実を知ったセラピストがいろいろと調べてまわったところ、アフリカ系アメリカ人の間では、このようなことが未だに行われているケースもまれではないことを知って二度驚愕。

彼らは先祖が奴隷として米国に連れてこられた頃、牛馬と同じ扱いで鞭打たれるのは日常茶飯事のこと。日常的に鞭打たれる人間は、同じことを家族に施します。鞭打たれた子供は長じて同じことを自分の子に・・・それが今まで連綿として続いているらしい。昔は何とかいう名の木の枝を使っていたのが、今では電気コードな変わっただけの話です。

この鎖はどこかで切らないと、というのがセラピストの方のお話でした。

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